おはようございます。『思いをつなぐ 英語で学ぶ、日本の矜持。』著者の大高英行と申します。私は、日本を守るため、厳しい勤務・訓練に励む自衛官の皆様に、心から敬意を抱いております。そして、心から応援しております。このブログで、自衛官を応援する理由を書いてみたいと思います。「日本人が、日本を守る自衛隊を応援するのは当然だろう」と叱られるかもしれませんが、あえて個人的なエピソードを踏まえて、書きたいと思います。箇条書きにすると3つです。理由➀義父が旧・防衛施設庁に勤務していたから。理由②いま生きているのは特攻隊員の遺書のおかげだから。理由③学生時代、自衛官になりたいと思っていたから。以下、詳しく書いていきます。
自衛官を応援する理由その➀。義父が旧・防衛施設庁に勤務していたからです。『思いをつなぐ』でも書いておりますが、私はうつ病になって社会復帰できるまで5年かかりました。その間、妻子と主治医・カウンセラーとしか会えませんでした。妻には本当に、迷惑ばかりかけ、申し訳なく感じております。うつ病から回復して友人知人と話をすると、必ず言われるセリフがありました。それは「奥さんの、おかげだね。奥さん、よく耐えたね。」という言葉でした。妻は仕事・家事育児・私の実家との交流・学校や地域との交流に加えて、心を病んだ夫の介護を一生懸命にしてくれました。精神障害手帳の申請など、慣れない手続きも多く、大変だったと思います。今だから妻も教えてくれますが、妻の友人からは「離婚とか考えないの?」と聞かれたことがあったそうです。離婚を考えずに、私を支えてくれたのは、妻のご両親が何も言わなかったことが、一番大きいと思います。何も言わずに、あたたかく見守ってくれた妻のご両親に、心から感謝しております。義父は、ご自分のお仕事のことは何も語らず、いつもニコニコとしていらっしゃいます。私は旧・防衛施設庁の仕事内容は、よくわからないのですが、WEBで検索して色々と想像すると、きっと大変なことがたくさんあったと思うのです。妻のご両親に対する感謝の気持ち、感謝のエネルギーを、いま現役で活躍されている自衛官・防衛省職員の皆様に向けたいという思いがございます。
自衛官を応援する理由その②。いま生きているのは特攻隊員の遺書のおかげだと思っているからです。『思いをつなぐ』にも書いておりますが、希死念慮(きしねんりょ。漠然と死にたいと思うこと、自殺願望。)という死神にとりつかれて、本当に辛い日々でした。うつ病とパニック障害を併発すると、5人に1人が自殺未遂しているということを知り、ゾッとしました。実際に、走馬灯も見ました。希死念慮との戦いに、一度でも負けていれば、私はこの世におりません。希死念慮で苦しみ、生死の境に立ったとき、こころに響いたのは、特攻隊員の存在だったのです。もう本当にヤバい時、知覧や鹿屋で見た遺影や遺書が脳裏をかすめました。「自殺するなど特攻隊に申し訳ない、俺は何も人の役に立っていないじゃないか。」と何度もつぶやいているうちに、死神(希死念慮)が去っていく、そんな日々でした。護国神社に何度も行き、参拝しておりますが、参拝に加えて、感謝の気持ちを誰かに還元したいという心の動きがあるのです。現代の日本を守ってくださっている陸海空の自衛官の皆様を応援したい、その気持ちには上記のような経緯がございます。
自衛官を応援する理由その③。実は私は、自衛官になりたいと思っていた時期がありました。18才~21才くらいのことです。高校・大学時代は、空手の稽古に励んでおりました。某県警から「警察官にならないか」と声をかけていただいた経験もあります。19才の冬には、自衛隊の幹部候補生学校を見学に行ったこともあります。しかし実家の事情で、幹部候補生学校に願書を出すことはしませんでした。実際には、民間企業に絞って就職活動をしました。このような人間なので、自衛官の皆様がまぶしく見えるのです。特に若い隊員の方々を見かけると、「応援してるよ、がんばって!」と声をかけたくなります。実際に声をかけることはできませんが・・・
東日本大震災などの大規模災害の時、自衛官の皆様の奮闘には、本当に頭が下がります。私は幸運にも大規模災害に遭遇したことはございません。しかし大規模災害が発生し、自衛官の皆様が一生懸命に活動されている姿を見る度に、胸がいっぱいになります。どうか御怪我のないように・・・
『思いをつなぐ 英語で学ぶ、日本の矜持。』は、「日本を愛する外国人の言葉」で英語を学び、「日本人として守るべきもの」に気づく一冊です。自衛官の皆様にとっては英語学習・使命感学習・メンタルヘルス啓発に役立つ内容です。また一般市民にとっては、英語学習を通じて、国防の尊さ、旧日本軍を含めた日本の歴史への感謝、そういったことに気づく一冊となっております。本書が皆様のお役に立てば著者として光栄です。